“技術立国”を掲げた日本は、今、大きな危機に陥っています。
欧米に“追いつけ追い越せ”をスローガンに、未曾有の発展を遂げた日本経済は、その後、バブルの洗礼を受けて長期間の停滞に見舞われました。
その間に、他のアジア諸国、特に中国の著しい経済成長と、コスト削減、人件費削減という時代の流れで、多くの企業がその生産拠点を国内から海外へ移さざるを得ない状況になっています。
さらに、大企業から中小企業まで、急激な技術革新に即応して生き残りを図るためには、コンピューター技術のレベル・アップと、それに携わる技術者のスキルアップが、業界を越えたわが国全体のニーズとなっています。
特に「三次元CAD」の分野では、これまで必要とされていた技能を超える技術者の確保が急務であり、その技能を身につけるための優れた教育機関と、その技能を適格に判定し、産業界に一定基準を満たした技術者を送り出す検定試験を実施することが、必要不可欠であります。
これにより企業にとっては適正な業務配置と、技術者の適性を有効に活用できるようになるだけでなく、技術者にとっても就職の機会の拡大や、職場における待遇改善などのチャンスを得ることが可能となります。
「三次元CAD技術者協会」は、三次元CAD技術がこれまでの製造業のみならず健康・福祉・観光・教育事業などサービス産業の分野まで、広く基礎技術として普及・利用される事により、社会における公共の利益を追求し、その公益性の観点から社会に貢献することを目的に設立されました。 どうぞ、この協会の趣旨をご理解頂き、積極的にご参加を賜りますようお願い申し上げます。
三次元CAD技術者協会
初代理事長 柿澤 弘治 |